宅地建物取引主任者

あまり資格に興味がないという人でも「宅建」というのは聞いたことがあるのではないでしょうか。宅建、正式名称「宅地建物取引主任者」は、年間20万人以上が受験する人気の国家資格です。不動産会社が土地や建物の売買や貸借を行う上で契約者に重要事項の説明などをするための資格で、こうした契約を結ぶ時には必ず宅建を持つ人が説明を行い、契約書に捺印する必要があるため、不動産会社にとっては大変重要な資格なのです。もちろん宅建を持っていると業界への就職は有利ですし、入社後に資格取得を進める会社も少なくありません。

とはいえ、宅建はそれほど取得が簡単な資格ではありません。毎年10月頃に年一回行われる試験の合格率は、15〜20%程度ですので、不動産の仕事をしながらの受験でも何年もかかる人も多くいます。やはりかなり勉強しないとスムーズに合格はできないと言われており、書店にもかなりの種類の問題集や参考書が置いてありますし、通信講座もいくつもあります。実際には独学で合格したという人もたくさんいますので、独学では無理というわけではありませんが、やはりきちんと計画を立てて継続的に勉強する精神力が必要です。また、宅建は法令関係の内容も多いので、独学の場合にあまり古い問題集を使っていると法令が変わったことに気付かず覚えてしまうことがあるのでその点は注意が必要でしょう。通信教育や専門学校の場合には法令の変更点も含めて、ポイントとなる重要な点をきちんと説明してくれるので、その点は合格につながりやすいと言えるかもしれません。宅建の試験は「権利関係」「宅建業法」「法令上の制限」「税その他」の4つの分野から出題されますが、やはりどれも法律が多くかかわっているものであり、初めてテキストを見た人は「難しい」と感じてしまいがちです。通信教育や専門学校はそういった面でも、どこからどういう風に勉強して、どこを重点的に覚えるかをアドバイスしてもらえるので勉強しやすいのではないでしょうか。