社会保険労務士

社会保険労務士、通称「社労士」も、合格が難しい資格のひとつです。よく耳にするわりには具体的な仕事がわかりにくい資格ですが、一言でいうと人事や労務のスペシャリストということになります。つまり人を採用すると給料が必要になり、社会保険に加入することが必要になります。こうした手続きは基本的には企業が行うのですが、細かい計算なども必要になるので専門的な知識がないと難しいものです。社会保険労務士は、企業と契約してこうした労務管理や年金の相談などに幅広く応じるのが仕事です。国家試験に合格して初めて資格が得られる国家資格であり、企業にとっては必要な人材になりますから需要はありますが試験は難関です。受験資格も定められており、高専・短大・大学卒以上の学歴があるか、社会保険や弁護士の事務所などでの実務経験があるか、行政書士など特定の資格を有しているかのどれかに該当しないと受験することはできません。こうした資格をクリアした人だけが受験するにも関わらず、合格率は例年10%未満ですから、その難しさがわかるのではないでしょうか。また、難易度が高い要因として8つもの試験科目のそれぞれに基準点が設けられており、一つでも基準点に満たなければ合格にならないということがあります。つまり、膨大な出題範囲をすべて勉強しておく必要があるのです。勉強する方法としては独学や通信教育、専門学校などが一般的ですが、いずれにしても授業を受けて課題をこなす程度で合格できる簡単な試験ではありません。通信教育や専門学校での講義の内容は、あくまで効率よく覚えるための一つの方法として、それ以外の時間も勉強にあてるくらいでないとなかなか合格は難しいでしょう。あまりお金を掛けたくないからと独学でスタートする人も多いようですが、実際には独学で合格するには数年間根気よく勉強する覚悟が必要です。専門学校に通うお金が厳しいという場合ならば、比較的費用の安い通信教育がおすすめ。通信教育にもいろいろありますので、資料請求などをたくさん行ってよく比較検討してから決めるようにしましょう。